わたくしは今、スーパーファミコンをやっております。「スーファミって、一体いつの話してんのよ。」とお思いかも知れませんが、９５年に買ったスーファミが未だに現役で動いているのです。もう２７年ですか。ソフトをガチャンと入れてスイッチオンするだけなので、構造が単純な分、長持ちなのだと思います。
スーファミに限らず、わたくしは物持ちがいいです。車も２１年も乗っていますが未だにピカピカですし、ナショナル（もはや死語か）の髭剃りもペーペーの頃からですから、もう２５年くらい使っています。バッテリーも全然ヘタらず、フル充電で２週間は使え、「一体この髭剃りどうなってるんだろう。こんなんでナショナル儲かるんだろうか？」といつも思っております。お客様から頂いたブラウンの高級髭剃りは仕舞ったままになっており、今後日の目を見るかどうかも怪しいと考えております。
話をスーファミに戻しますが、大学時代と司法試験の受験時代は勉強一色でゲームなどできなかったものですから、社会人になって突如ゲーム欲が噴出し、女房と一緒にドンキに行って、「フフフ、今では自分のお金で買えるぜ」と大人買いして、以降、昼も夜もゲーム三昧の日々を過ごしておりました。その間、ダビスタで生産した「ブルーサンダー」という馬は、ファミコン通信（雑誌）に、「この馬すごい。怪物だ！」と取り上げられたりしたのはいい思い出です。そりゃ５００頭も生産したら、一頭くらいスゴイの出てきますって。
さすがに３ヶ月くらいでやや熱も冷めましたが、今でもテレビには繋いであり、時々「あー、あれやりたい。」と思うと、ソフトを引っ張り出して楽しんでおります。もちろん、スーファミ後にプレステだのなんだのも買いましたが、映像が華美になってもすぐ慣れてしまいますし、私にはスーファミくらいが丁度よいようです。
わたくしは、ゲームはじっくりやりこむ派で、ＲＰＧを中心にやっており、シューティングやアクションものは全然やりません。各キャラのレベル上げも究極レベルまで高めてから次に行くので、ラスボス戦なんて集団リンチみたいで、魔法使いの女の子が回復魔法を使うまでもなく、「あれ？ もう終わり？」って感じで拍子抜けですが、そういうのが好きなんです。
こないだまでやっていたのは、「三国志Ⅳ」です。有名な「劉備玄徳」をマネっこして「周美弁徳」というニューキャラを作って何度も中国を制覇しました。ニューキャラは割り振ることの出来る能力値の総量が決まっていますが、周美のような君主はやることが多いのでどうしてもバランス型にせざるを得ません。特に人材のスカウトが大事なので、魅力値が高い方がいいのですが、魅力を９０にしてしまうと、武力６５、政治力５５などという、なんともつまらない人になってしまいます。君主じゃなかったら、ずっと新田開発とかやらされそうです。
将軍は武力９９、軍師は知力９９にするのが定番ですが、そうすると他の能力値が割をくって、極端なキャラにならざるを得ません。周美軍の軍師は、女房の名前を取って「那緒美（すごく似てるが仮名です）」という美貌の女軍師なのですが、知力と政治力を９９にしたところ、魅力が２３になってしまい、大変な性悪女になってしまいました。なにしろ忠誠心が乏しいものですから、合戦の最中にも、「あれ？ 那緒美がいないぞ。」と思うと、「アナタぁ、ごめんなさーい（笑）」とか不二子ちゃんみたいなこと言って（実際には言いませんが、そんな感じ）、いつの間にか敵の軍師になってたりするので、油断も隙もありゃしません。しかも、悪魔的に頭がいいものですから、落とし穴だの火責めだの同士討ちだの、周美軍大混乱です。それで、満身創痍になり、やっとのことで敵軍を撃破して、コノヤローと那緒美を捕まえると、なんと「さすが周美様は見る目があるわね。」とか言って（これはホント）、アッサリ戻ってくるではありませんか。周美様、もはや怒りを通り越して呆れつつも「もう裏切るなよ」とか言って、名馬とか名刀とか与えて忠誠度をあげ、また軍師に任命することになります。
将軍も似たようなもので、武力と統率力を９９にすると、どうしても知力が２０ちょいになってしまいます。いわゆる脳筋武将です。周美軍最強のズンコ（漢字忘れた。コは虎でした。当事務所の清水先生からとりました。すんません。）は、何しろ頭が悪いものですから、ちょっと挑発されると「なにおう！」とか言ってすぐ一騎打ちをしてしまい、もちろん勝つのですが、それで体力が半分になってるのに、また「なにおう！」とか言って飛び出して行ってしまうので、「ああ…。またズンコが…。」と思っているうちに捕まってしまいます。
とまあ、そんなことを繰り返しているうちに、徐々に人材も集まり、支配地も広がってきます。支配地が半分を超えると、もうそのあとは作業です。圧倒的な兵力と財力であっという間に併呑して行って、すぐエンディングになります。あんまり面白くありません。那緒美もズンコも最後の方は知勇兼備の優秀な人材に埋もれがちになりますが、この二人を駆使して何とかしていた頃が一番面白いですね。
やはり、スポーツでもなんでもそうですが、ちょっとずつ上手くなっている、軌道に乗ってきた、これからがんばるぞ、くらいの時が一番面白いようです。ゴルフで言えば１００前後くらいでしょうか。
ゲームの話は、まだまだ話し足りないので、また機会を改めてお話ししたいと思います。
|
