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コラム・弁護士

 
   

ホーホケキョ

清水 淳子

2023年4月

弁護士 ・ 清水 淳子

梅の枝を飛び回る小さな鳥を見つけて「ウグイス♪」と叫んだら、「あれはメジロ」と物知りな紳士にやんわり訂正されました。
どうも!
モノを知らないオバサン、シミズです。

春。いろんな花が咲いて気分も晴れやかになる。
ピンクや黄色、赤や白、いろんな色で、大きかったり小さかったり、目を楽しませてくれる。そして春の花は香りのよい花が多いので、目だけでなく鼻も楽しませてくれるのだ。 特に梅の香りが好きなシミズ。都内の梅園、梅林の開花ニュースをチェックし、週末ごとに見に行ったはよいが、はしゃいで冒頭の無知をさらけ出すに至ったワケだ。

そう、梅の枝を飛び回るウグイスもち色の鳥はウグイスではない。じゃあウグイスはどんな鳥なのか。なんか、灰色っぽいジミ――――――――な鳥だ。
とすれば、キミドリ色のウグイス餅がそもそもの原因じゃないか。なんでキミドリ色の餅に「ウグイス餅」なんて名前を付けたんだ(怒)!もしや昔の和菓子職人もメジロをウグイスだと思っていたのか?

山とか林まで行かずとも、シミズの場合近所に畑はあるし、そこらじゅうに緑地があるので、少し歩いただけで「ホーホケキョ」の声を聴くことができる。
聞こえた瞬間に音源を探すのだけれど、あの地味な色合いの上、人目に付くのが好きでないらしく、ドンくさいシミズには到底見つけることができない。
散歩らしからぬ血走った目で歩きながらホーホケキョに耳を澄ませていると、結局見つからないながら、「ホーホケキョ」にも個体差があるらしいことが分かる。(譜面に落とせればよいのだけれど、音感がひとっかけらもないのでできない。無念じゃ…。)

ホーーーーーーーーーーーーーーーーーーーホケキョ
とやたら「ホー」が長いウグイスは、肺活量の限界に挑戦している体育会系ウグイスだ。
ホーーーーーーーーーーホケ、ホケキョ♪
などとひとフシ多いウグイスは、美しい歌声でみんなから喝さいを浴びるうちに、ついついサービスしてしまうのがデフォルトになってしまった「演歌界の女王」的なウグイスに違いない。
ほかにも
ホーーーホケッキョ…
と、絶対気の弱いタイプと思しきウグイスや
ホーーーホケ、キュルルル…
なんておなかが痛くてヤバそうなウグイスもいる。
耳を澄ませて歩くと意外にバリエーションに富んでいることが分かる。

なにかと耳を引くのはウグイスの声だけれど、春はだいたいの小鳥がにぎやかになる。スズメのチュンチュン
日本の鳥百科 スズメ やメジロのピーピョピョピー
日本の鳥百科 メジロ や、それよりちょっと高音のヒバリのピロピロピーーーーーーーー
日本の鳥百科 ヒバリ あたりは、日本野鳥の会会員でなくとも結構耳に入ってくる。

ところでシミズが鳥類の中でもとりわけひいきにしているニワトリは、春に限らず一年中コケコッコーとよく鳴く。小型の鳥類の「ピー」や「ピュルピュル」や「チッチッチ」のバリエーションや、中型から大型の鳥類の「カッカッ」「ガーガー」の中間とはいえ、かなり特徴的な鳴き声だ。

そして前々から気になっていた存在が、「ながながし夜をひとりかも寝む」のヤマドリだ。「しっぽが長い」ということからつい「しっぽの長いニワトリ」のオナガドリを想像するが、実際は「しっぽが長いキジ」だ。ただどっちもキジ科なので、何となく顔のつくりは似ている。
ハイキングイベントに参加した際、時折聞こえる鳥の声に「今のはアカゲラ」「今のはコゲラ」など、次々に紹介してくれる自然ガイドさんがいたので、きっといろんな鳥の声を聞いているに違いない!と
「ヤマドリも「コケコッコー」って鳴くんですか?」
と聞いてみた。
ガイドさんの答えは
「ほとんど鳴かない」
だった(涙)。
しかしあとで調べてみると、鳴かないこともないらしい。「クックックッ」「ケーッケーッ」と、「コケコッコー」とは鳴かないものの、近い声のようだ。
どうもヤマドリは山を歩いているからといってそうそう出会うものでもなく、見かけたとしてもタイミングよく鳴いてくれるわけではないようだ。ガイドさん申し訳ありませんでした。
ちなみによくカルタに「やまどり」として書かれているオナガドリは「コケコッコー」でした。

さてヤマドリ、オナガドリとおおよそ期待通りの鳴き声だったが、世の中の動物がみんな見た目から期待する鳴き声とは必ずしも限らない。
クジャクなんか、宝塚の「バラはバラは♪」みたいな優美な声で鳴くのかと思いきや、若干ダミ声の入った「クワッ、カーカーカーカー」、ほぼカラスだ。
YouTube クジャクの鳴き声
キリンだって、いつ鳴くのか分からないけれど、鳴くときは鳴く(らしい)。「ムオォォォォォォォー」、ほぼウシだ。
YouTube キリンの鳴き声
コアラは、「〇〇のマーチ♪」と歌わないまでも、クフゥーーーーーーーーンと子犬みたいな声で鳴いてほしいものだが、「グヴォヴォヴォー」、ウシとライオンを足したような凄みのある声で吠えている。
YouTube コアラの鳴き声
いずれも日本一ハンサムなゴリラ「シャバーニ」が有名な名古屋の東山動植物公園のチャンネルで聞くことができます。
ほかにも探せば「見た目を裏切る声」の持ち主はいると思うので、探してみてほしい。

コアラやキリンの鳴き声は動物園までいかないと聞くことはできないけれど、野鳥の声なら都会に住んでいる人もちょっと郊外に足を延ばせば聞くことができる。ナントカの森まで行けば、ウグイスどころではなくいろんな野鳥のさえずりを聞くことができるだろう。
聞いたところでモノを知らないシミズには何の鳥だか全然分からないのだけれど、元気にさえずっているのを聞くと、「おぅっ、達者で暮らせよ」と声をかけたくなる。

ちなみに、ガッツリ花粉症でもあるシミズ、ウグイスの声に春を感じ、メジロの姿に心躍らせ、梅の香りを満喫した後は、滝のような鼻水に苦しんだことを付け加えておこう。いい季節なんだけどなぁ…。

 

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