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コラム・弁護士

 
   

骨肉の争い

清水 淳子

2021年12月

弁護士 ・ 清水 淳子

最初にことわっておこう。

ドロドロした相続争いの話しではない。期待してクリックしたアナタ、まことに申し訳ない。見なかったことにして閉じてくれ。

コロナのせいで膝が痛い。

裁判所も取引先も昨年からずっとリモート会議が多く、事務所を出ることがずいぶん少なくなった。たぶん1日あたりの歩行距離はコロナ前の半分くらいだ。運動不足だなー、と自覚しているものの、だからと言ってわざわざジムに行って運動するキャラではないし、ひと駅手前で降りるなんてまっぴらごめんなので、運動不足はまったく解消されない。

ただ、時間も手間もかからないことならやってやってもいいか(←なぜか上から目線)、と階段はなるべく降りるようにしている。嵐のように過ぎ去った五十肩が物語ったように、コレステロール値が気になり、骨密度も低くなってくるお年頃である。「骨粗しょう症予防にかかと落としがいい」と整形外科の先生から聞いたため、地下鉄に降りる階段などは、ここぞとばかりに小走りに駆け降りてしまうのだ。

ところが、実はここのところ調子が出ない。調子が出ないというより調子をくじかれている。階段を降りる際にひざにチクーンとした痛みが来るのだ。ひざまわりに力が入らず、そのままゴロンゴロンと階下まで落っこちてしまうのではないかと、危険を感じるようになった。

そんな日は事務所まで歩くのもヤバイのだよ。どこかで聞いたことのある「一歩目がつら〜い」というやつだ。

ちなみに通風常習者だったシミズは、「一歩目がつらい」という状況がとてもよく分かる。(ここ数年 年間ビール消費量が減ったせいか、発作が来ていない。このうえなく平和である。)

足の親指の付け根を万力(板の間に作業したいものを挟んで、ねじ部分のハンドルをクルクル回すとしっかり固定されるので曲げたり細工したりしやすい、という道具のこと)でギュゥゥゥゥッと締め付けられたような痛みが絶えず続き、立っているどころか息をするのもつらい

↓ずっと動かないわけにもいかないし、

↓じっとしていたところでやっぱり痛いので

無理やり一歩踏み出す

↓やっぱりムチャクチャ痛いが、

↓一歩だけでは目的地に着かないので

あと一歩だけ前に進もう♪

↓痛いのに慣れてくるのか、ホントに痛くなくなってくるのか

↓歩けるような気になってくる

5歩目あたりから「おぉ、意外に歩けるじゃーん!?」と歩く

という繰り返しだ。痛風発症している期間中絶えず流れる脳内メロディはザ・プロフェッショナル仕事の流儀だ。痛風患者に寄り添うスガシカオさん、ありがとう。 正確には「5歩目までが極めつけにツライ」なので、コマーシャルの「一歩目がつらい」とはビミョーに違うが・・・。

おかげさまでここのところ「風が吹いたら親指が痛む」痛風は出ていない代わりに、フツーのひざ痛が押し寄せている。そういうお年頃なのねぇ〜、としみじみするシミズ。略してしみじミズ(略す意味は全くない。言ってみただけ)。

ちなみにひざが痛むとひとことで言っても、種類はいろいろあるらしい。軟骨がすり減ったり、半月板が欠けたり、最近になって聞いたのは「関節包が硬くなったから」とかいう、分かるような分からないような、ニュータイプのひざ痛だ。そんな分類をされても、自分の痛いのがどのタイプかなんて分からない。「骨があたって痛い」という雰囲気はするが、ホントにあたってたら痛いどころの騒ぎではないだろうし、さっぱり分からない。

焼き鳥屋に行って軟骨を食べれば治るとばかり思っていたら、そう簡単でもなさそうだ。ガッカリ。

とりあえずつい最近「お風呂でひざを伸ばす(浴槽を足裏で押す)と痛みが軽減される」というのを見たことを思い出し、やってみた。「○○のひざ痛には△△」なんてこと言っていなかったので、どのタイプでも有効なんじゃないかと思う。

当然、1日や2日でオドロキの効果が現れるべくもない。ただ、なんか痛みは軽減されてきた気がする。段差を降りた瞬間の衝撃が薄まった感じだ。おっかなびっくりながらソロリソロリと階段を降りることができるようになった。

お風呂ひざ伸ばしのミソは膝まわりの筋肉強化らしいので、日中デスクで座っているときにも鍛えられれば言うことなしだ。

しかし、いまこそ日本国民に問います。「ひざに力を入れる」ってどうやるの?

まあたぶんチコちゃんもノーアイデアだろうけれど、座った状態でひざ周りの筋肉強化をする方法はナゾだ。

試しに「ひざまわりひざまわり」と念じながら力を込めてみたが、ひざに力を入れているのか太ももに力を入れているのか、自分で何が何だか分からなくなってしまい、挙句ふくらはぎをツリそうになったので、やめた。

こうしてモンモンとひざまわりを気にしている間に、どんどんシミズの骨がスカスカになっていくのではないか、いや、水分が飛んだスポンジのようにサクっと軽―くなって、ちょっとの衝撃でもろくも崩れ去るのではと気が気ではない。1週間寝込んで落ちた筋肉は元に戻すのに3倍かかるといわれるから、ひざ痛でここ数週間ダラダラ過ごしたシミズの骨は、東京タワーのてっぺんから地上まで歩いて降りるくらいしないと回復しなさそうだ。

しかし、

そんなことしたらまた膝が痛くなることも目に見えている。下手すれば二度と階段を降りられない身体になってしまうかもしれない(よよよ)。

骨をとるか肉をとるか。シミズのひざは今まさに骨と肉のせめぎあいが続いているのだ。

多少階段を降りたくらいではびくともしないひざにすればよいのだが、ハテその「びくともしない」はどのレベルまで頑張ればよいのか?

隣のベストボディー弁護士に聞いても、プロフェッショナルなアドバイスが返ってきて、更年期&中年体系のシミズに実行可能かつ実現可能なトレーニング方法は教えてもらえそうにない。

結局「びくともしない」をあきらめて、痛くならない程度の階段昇降を目指すのがシミズに見合った目標だろう。ま、その「ほどほど」の塩梅が難しいのだけれどね。

ところで何度になったら長袖にしたらいいんだろう?

 

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