コラム・弁護士

昨日、１１月２３日、ベストボディの日本大会が両国国技館で開催されました。

わたくしはベストボディ部門（中量級）のゴールドクラス（５０歳〜６０歳）に出場致しました。結果を先に申し上げますと、「どうにか予選は通過したが、決勝審査ではファーストコールで呼ばれず、７位から１０位のいずれか。」というもので、一昨年と同じ成績でございました。２年かけてバルクを付けた（と言ってもまだ細いのですが）ものの、競技者全体のレベルが向上しており、相対的にわたくしの位置は変わらなかったという印象でした。今回は、減量幅が大きすぎ、仕上がりもイマイチだったので、むしろよく決勝審査に残ったと考えるべきだと思います。

それにしても両国国技館は素晴らしい会場でした。控室も普段は力士が使う大部屋で（序の口とか若手が大勢で使いそうな部屋）、ステージからは歴代横綱のパネルが見渡すことができ、だけど観客席は広すぎずに応援団がちゃんと見え、「ああ、いい会場だなあ。こんなところで競技できて幸せだなあ。」という気持ちで演技しておりました。スタッフの皆さんもあんな大箱で参加選手も１２００人もいるのに、前日受付に始まって、当日もてきぱきと笑顔で進行してくれ、頭の下がる思いでございました。

朝８時過ぎに入って、夕方までの長丁場になりますが、集まった選手の皆さんもいい人ばかりで、一日楽しく過ごすことができました。これはホントで、この競技をやっている方に悪い人いないです。たぶん、普段は職場で変人扱いされ、家族からも遠ざけられている者同士が全国から集まり、連帯意識が高まるからではないかと思われます。前橋でわたくしを退けたＴさんも来ていて、バックステージから見ていて、「おー、カッコいい。これ予選通るな。」と思っていたのですが、残念ながら決勝には進めませんでした。出場５２人中、１０人しか決勝には出られないので、なかなか狭き門ではありますが、本当にギリギリで決勝を逃したのだと思います。いつになるか分かりませんが、「また前橋で会いましょう。」と握手して別れました。

あとでいろいろ考えたのですが、どうも全体のバルクのレベルが年々向上しており、日本大会ともなると筋量の大きな選手がとても多いので、バルクがあるのは大前提で、むしろそれ以外の要素、例えば筋肉のつき方のバランスとか（これ大事）、絞りが適度かどうかとか（極限まで絞る必要はないようです）、楽しそうな表情とか、髪型とか、そういった全体の雰囲気を見て評価しているではないかなと思いました。日焼けはあんまり関係ないですね。ある程度焼けて、ディフィニッション（筋肉のキレ）が強調できれば十分だと思います。

それから、応援に駆けつけてくれた方々にも、大きな声でお礼を言いたいです。すごく感謝しています。ステージから観客席が近く、「３４」の番号を書いたボードをもって応援してくれているのが見え、力が湧きました。楽しい気持ちになりますし、それが表情にも出るのだと思います。司会者も気が付いて、「３４番の鈴木周選手の応援が多いですねー。」と言っていたそうで、審査員にも「へーそうなんだ。」って伝わるでしょうから、絶対プラスになっていたと思います。

そんなこんなで今年のコンテストも一段落です。３月から長く続いた減量もこれで終わり。これからしばらくは食べたかったものを毎日食べることに致します。昨日はミニアンパン２０個くらい食べました。あっという間に腹筋のカットはなくなることでしょう。

まだバルクが不足しておりますので、来年はおそらく出場せず、それ以降にきちんと身体が出来上がった段階で検討しようと思っております。 最後に、会場に来て下さった方々以外にも、普段から応援して下さった方々皆さんに感謝しております。大変ありがとうございました。