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コラム・弁護士

 
   

クールビズ

清水 淳子

2011年5月

弁護士 ・ 清水 淳子

省エネが国是である。

目下の話題は夏のクールビズ。Tシャツ短パンはさすがにマズイとは言われるものの、じゃあどの程度なら許されるのか、となると、人によって意見は様々だ。仕方がない、みんな経験がないのだから。

ところで制服のある人たちはつらい。OLさん、警備員さん、学生さん、消防士さん、店員さん、看護師さんなど、例年と同じ夏服なのに、室温はきっちり28度となると、逃げ場のない暑さが襲うのではないか。

そして裁判所ではやっぱり裁判官(書記官さんも)の法服が制服だ。 裁判所も役所なので、省エネしないわけにはいかない。法服の下はワイシャツ・ネクタイだけでよいとはいえ(中には「シルエットが情なくなるから」とちゃんと背広を着る伊達な裁判官もいる)、法服自体ちゃんとしたつくりなので多分暑いハズだ。しかも裁判官の席はお白州よりも80センチくらい高いところにあるので、その分空気が薄くて暑い。そこにきて例年より確実に2〜3度温度が高いとあっては、熱中症になる裁判官が続出するのではないかと心配だ。

いっそのこと、夏の法服の素材を絽に代えて、お坊さんが袖の中に通す竹筒を装備してはどうだろう?黒カーテンをかぶせたガンダムみたいなシルエットになるかもしれないが、場合によっては4時間近くに及ぶ尋問をやり過ごすにはこれしかないと思う。裁判官の健康を考えて、ゼヒ採用してほしいところだ。(見て「ぷぷぷ」と笑いたいからなんて、そんな不謹慎なこと、ぜったい考えてませんよぉ〜、はい。ぷぷぷ)

さて、制服のない我々の選択肢は無限だ。だから悩むところでもある。 どぶねずみルックと揶揄されたように、日本人は「みんなと同じ」でないと安心できない。私も全くその通りで、うっかりみんなと違う格好をしないように常に、もとい、1週間に5分くらい気を配っている。どの程度までOKか、といったとき、1億2000万人中1億人くらいが「隣の人の服装くらいまで」と思っているに違いない。

だから、勇気ある一部の「隣の人」には是非アロハにスラックスというハワイア〜ンないでたちで堂々と仕事をしてほしい。きっと「その隣の人」はそのリラックスした空気に触発されて、マレーシア風にスタンドカラーシャツをズボンから出して涼しげに仕事を始めるだろう。そういう連鎖が8000万人くらいに起きたら、日本全国がフィリピンだかベトナムだかタイだかインドだか分からないような東南アジア・ミックスになって、アジアンテイストあふれるリラックスした空気に満たされるのではないか。そうしたら私もサンダル履きで裁判所に行けるかもしれない。無責任に楽しみである。

 

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