わたくしのデスクの前には、1枚で16か月分のカレンダーが貼ってある。何か月も先に予定を入れることがあるので、一覧性がないと使いにくいからだ。毎年年末に貰うカレンダーのお尻についている12か月分の一覧と、翌年の1〜4月分の16ヶ月をセロテープでくっつけて使っている。
その横には、年齢早見表平成27年版が貼ってある。西暦と昭和・平成と年齢が横並びになっていて一目でわかるもので、特に西暦と昭和・平成の照合が重宝している。「ンなもの必要なのか?」と思ったアナタ、それなら2002年は平成何年か3秒以内に答えてみなさい。ホーラ出来ないでしょう? オホホホ。今チラッと早見表をみたら平成14年でしたよ。ちなみに、わたくしの生まれた昭和44年を見てみると、「44 1969 46」と書いてある。今年46歳になるのか。もうアラフィフだ。
で、これらカレンダーについて、前々から思っていたのだが、なんで毎年毎年12枚も作って、しかも大の月と小の月があるのだろうか。2月なんか、大小の概念を超越して28日しかないじゃないか。大の月群から、2月に2日トレードすれば、全体の凸凹がかなりなくなるのに、なんでわざわざ28日にすんだ? ということで、わたくしが、ずっと前から提唱してきたのが「一年13ヶ月説」だ。
どういうものかというと、一年を28日×13月にして、13月にはもう一日くっつけて29日にすると、あら不思議365日になるという荒技で、これだと、各月、必ず曜日と日にちが合致するので、すごく使いやすくなるのだ。1月1日が月曜日なら、その年は1日はずーっと月曜日なんですよ。てことは2日はずっと火曜日。便利でしょう? 多分最初の1〜2か月で全部覚えてしまうんじゃないだろうか。カレンダーも13ヶ月共通で使えるから、最初の月のだけ1枚あれば足りるんですよ。
と思って調べたら、意外なことに「一年13ヶ月説」は昔から提唱されていて、割と有名な学者も導入を叫んでいたのであった。しかも、大晦日は13月29日じゃなくて、「時間を外した日」と呼んで(何の訳だろう)、どこにも属さない日にしてるらしい。「じゃ閏年はどうすんだ」と思ったら、「時間を外した日その2」をくっつけるらしい。
で、これだと、「永久に曜日と日にちが合致するので、そもそもカレンダーを作る必要がない。」とのことだった。 …えっ? なんスかそりゃ。てことは「時間を外した日」は日にちもなければ曜日もないのか? 小松左京か? そりゃちょっとやりすぎじゃないのか? ということで、一応、大晦日に日にちと曜日を割り振って、「永久じゃないけど、各年の日にちと曜日は必ず合致するのですよ。」という鈴木折衷説は結構いい出来な気がするんだがなあ。
問題は、13じゃどうやっても割り切れないので、半期や四半期の概念がどっかに行ってしまうことと、四季の分かれ目に困ることだが、後者は夏を6月〜9月にすれば解決するんじゃないだろうか。ここんとこ温暖化で9月も暑いし。あと欧米では「13」が嫌われるということもあろうが、「最終月」でも「ファイナル月」でもいいから、名前だけ変えてしまえば済む話だ。最終は「Fin」だから、それらしくnをmにして最終月は「Fimber」でどうだろう。
あ、あと、カレンダーにお願いしたいのは、昭和の日なんて要らないから、代わりに6月第3週の水曜日を休みにして欲しい。GW明けから海の日まで祝日がなくてダラダラしてしまうんだ。名称は、「雨の日」でいいや。雨だからみんな家でおとなしくすんの。
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